
今回ご紹介する書籍は『大切な人を亡くした人の気持ちがわかる本 ―グリーフケア・理解と接し方―(高橋聡美著、法研)』です。
ペットロス(ペットロス症候群)について学びを深めていくなかで、グリーフ(悲嘆)/グリーフケアについて理解しておくことは、家族の一員として人同様に大切な存在であるペットさんとの死別後におこるペットロス症候群という心身の不調を理解しケアするにあたっては、とても大事なことだと認識することができました。
しかし、「ペットロスによるグリーフ/グリーフケア」という視点での書籍はほとんどなく、基本的に“人との死別”から生じるグリーフ(悲嘆)に関しての解説が主になっております。
今回ご紹介する書籍も、基本的には人との死別体験から生じる喪失体験・グリーフ反応・ケアについて解説されていますが、ペットロスによるグリーフ反応に関する記述も数ページ含まれております。ページ数は少ないのですが、ペットも大切な家族の一員であり、その大切な存在を失ったことによるグリーフ(悲嘆)に対しては人同様に哀悼の意を伝え、飼い主様の想いに耳を傾けることが望ましいと説明されています。
書籍のタイトルに「大切な人を亡くした人の気持ちがわかる本」とありますが、その「気持ち」というのは非常に多様であり、お一人おひとり違うものであると理解を示されております。「亡くした」といっても、長患いの末なのか、急病や事故なのか、災害に巻き込まれたのか、小さなお子さんだったのか、これからというお父さん・お母さんだったのか、など少し書き出しただけで、様々な背景が見えてきて、その気持ちは一つひとつ異なることが容易に想像できます。
ペットさんの喪失もそうではないでしょうか?
そう思うと、人との死別体験から生じる喪失体験・グリーフ反応・ケアについての解説であっても、ペットロス(ペットロス症候群)に落とし込んで考えることができると思います。
グリーフ/グリーフケアを知るきっかけが、人またはペットさんの喪失を起因とするものであっても、大切な存在を亡くした人の気持ちがわかるようになることには違いありません。ペットロスによるグリーフ反応(ペットロス症候群)で辛い思いをされているかた、また、そういった方を支えてあげたいと考えていらっしゃる方には導入本として適しているのではないかと思います。
本書籍のページ数は167ページとそんなに厚いものでもなく、開いたページの右は解説文・左は解説を図解して示すような構成になっております。解説も平易な文章で文字も大きめで大変読みやすく理解しやすい内容になっています。
恥ずかしながら、私も学び始めで十分な知識があるわけではありませんので、本書籍で学び、先の記事では多く参考にさせていただきました。
参考書籍:大切な人を亡くした人の気持ちがわかる本 ―グリーフケア・理解と接し方― (著:高橋聡美、法研)
大切な人を亡くした人の気持ちがわかる本 グリーフケア 理解と接し方 [ 高橋 聡美 ]
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